浜松で定期借地権付きの戸建を購入するメリット

比較的リーズナブルな価格で購入が検討できるという印象のある、定期借地権付きの一戸建て。住まいの購入を考えている方は、何かと目にすることの多い言葉でもあるかと思います。しかし、実際のところはどうなのでしょうか?権利という以上は詳細までしっかりと知っておきたいですし、住まい購入にあたっては、メリットとデメリットを見極めた上での慎重な検討をすすめたいですよね。まずは、権利そのものについて確認し、くわしく見てみましょう。

定期借地権とは?

そもそも定期借地権とはどのような権利なのでしょうか?権利そのものが生まれたのは、今から約25年前に遡ります。まだ比較的新しい権利とも言うことができ、従来の借地権ではカバーしきれていなかった地主側への保護を背景として誕生しました。それ以前の借地権は、土地を所有している地主側よりも、土地を借りている借地権者側に有利という特徴があり、そのために、地主が土地を貸し渋ったり、さまざまな契約時に大きな手間が発生したり、という問題があったのです。

そして、これを改善するために設けられたのが、この定期借地権でした。その名前のとおり、「定められた一定の期間、土地を貸し借りしている状態」が生まれ、あらかじめ定められた期間を過ぎるとその借地関係は満了となり、原則としては更新がないというのが、この権利のおおまかな内容となっています。

細かく分けると、事業用の建物を所有することを目的とした土地に適用される「事業用定期借地権」、借地権設定後30年以上の年月が経過した場合に、借地権を無効とする特約を定めることのできる「借地権建物譲渡特約付借地権」、そして、一般的に認識されているの「一般定期借地権」の3種類が存在しています。

通常、住まいを購入する場合に把握しておきたいのは、この中の「一般定期借地権」になり、定められた借地期間としての50年以上が経過すると期間が満了し、基本的には借地契約に更新をすることができないという特徴があります。この期間満了をもって、土地を地主に返還しなければならないというのがこの権利のポイントとなります。

定期借地権付き戸建てのメリットとデメリット

では、一戸建ての購入を検討するにあたって、把握しておかなければならないメリットとデメリットについて、くわしく見てみましょう。定期借地権そのものが地主を守るためにつくられたものということは、先ほどおわかりいただけたかと思います。そのため、定期借地権を持つ側のメリットとしては、ごく限られたものしかないというのが現状です。

大きなメリットとされるのは、やはりその土地の価格面を考慮した場合のメリットとなるでしょう。とくに、首都圏近郊や都市部など、土地の価格が住宅購入にあたって最大の懸念点となるような地域では、借地権付きの物件購入はとてもリーズナブルな選択とも言えます。類似した立地条件でも、定期借地権付きの物件を購入する場合では、土地とセットになった物件を購入する場合に比べ、最終的に発生する費用を60%から80%程度に抑えることが可能できることもあります。

そのほかのメリットとされるのは、税金です。あくまでも税金は、本来の土地の所有者である地主側に発生しますので、借地権所有者の負担は軽くなるのです。

一方、デメリットとして考えられるのは、次のポイントになります。契約期間内に地代が発生すること、銀行からの融資が不利になる可能性があること、住まいのリフォームをする際に地主の承諾を得る必要があること、保証金が必要になる場合があることなどがあげられます。

このように、権利が生まれた背景も大きく関わってきますので、確かにデメリットも複数存在します。しかし、権利のメリットとデメリットを知ることは、よりよい住まいを選択する上でも重要になってきますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

定期借地権付き戸建ては買うべき?

一戸建ての購入を検討する場合に、該当の物件を買うべきか買うべきではないかという、そもそもの疑問点についてはどうでしょうか?なかなか一概に答えを出すのが難しい点でもありますが、定期借地権の性質上、いくつかのデメリットが存在することは確かです。

しかし、将来を長い目で見た際に、いずれ家族の土地や家を相続する可能性がある場合や何かしらの場合で転居の可能性が発生する場合などは、十分に定期借地権付きの物件を検討する価値があると言えます。また、地主側が手放す気のないような、非常に便利な立地の土地に家を建てることができたり、住環境の整った立地条件を持つことができたりということも大きなポイントとなります。とくに、地価が非常に高い傾向にある駅にほど近い土地、勤め先や学校、主要施設へのアクセスの便が良い地域、安全で快適な子育て環境がしっかり整っている地域などは、例え権利によって発生する契約期間が限られていたとしても、住まいを購入する価値があると言えます。

そして、何よりもポイントとされるのは、やはりその価格が持つ可能性です。一戸建の場合では、従来の60%から80%ほどもリーズナブルに購入が可能と言われていますし、マンションの場合でも、70%から80%ほどの価格で購入が可能と言われてもいます。この分の費用で教育や生活レベルそのものの向上をはかることも可能ですし、価格面で大きなメリットがあるのは、長い目で見てもとても嬉しいですよね。

また、そのほかのケースとしては、いずれは住まいを別の地域に移すことを考えている場合や、今度の人生プランがはっきりと定まっておらずにずっと定住する可能性の低い方の場合なども、十分に検討する価値はあるかと思います。

まとめ

定期借地権付きの一戸建て物件を購入するにあたって、メリットとデメリットの詳細を見てみましたがいかがでしょうか。家族の憩いの拠点となる住まいだからこそ、購入を検討する際は、さまざまな視点から柔軟に考慮し、後悔のないような住まい選びがしたいですよね。この権利を持つ物件ならではの魅力もありますので、ぜひ検討段階での参考にしていただければと思います。

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