【マンションVS戸建て】購入するならどっち?

家を購入する場合には、そもそもの検討の段階で、マンション派と一戸建て派にはっきりと分かれることが多いですよね。住まいのあり方の変化や社会そのものの変化もあり、ライフスタイルも多様化してきた現代では、自分や家族により合った住まい選びが大切になるかと思います。どちらのスタイルの住まいを購入するかは根本的な大きなポイントでもありますので、費用や資産価値を中心にくわしく掘り下げていってみましょう。

購入のみで比較

現在お住まいの地域や、また、実際に育った地域などからも、マンション派と一戸建て派は大きく分かれるのではないでしょうか。しかしながら、当然、首都圏を含む大都市部ではマンションの購入が主流になりますし、逆に郊外では一戸建ての購入が主流ということは、多くの方が想像していらっしゃるとおりかと思います。

まずは、購入段階で発生する、その物件の価格面について比較してみましょう。購入費用だけで見てみると、よほどハイステージの物件でない限り、マンションの方がリーズナブルに購入が可能という傾向があります。では、購入時の諸費用について、より細かく考慮していった場合ではどうでしょうか。各種住宅保険の費用、不動産登記にかかる税金、仲介手数料、修繕積立金、水道加入負担金などを見ていった場合にも、それぞれの購入にかかる費用、一方にしか発生しない費用などばらつきがあるものの、総合的には、やはりマンションの方が安く購入できる傾向にあることがわかります。

しかし、それなりに土地があり、人口も多いような地域の場合は、価格面だけを見でも、両者に顕著な違いが見られないことも多々あります。そのため、住まいの購入を検討している地域の相場を一度確認してみることも、併せておすすめします。

また、間取りや広さ、利便性との兼ね合いを見た購入価格で検討をすると、一概にマンションの方が安いと言えなくなる場合もあります。相対的に見て、どちらがよりリーズナブルな物件かというのは、やはり、物件ひとつひとつを目で見て確かめるのが一番ですので、ぜひいろいろな物件を見てみることをおすすめします。

生涯のランニングコストからみた比較

では、購入時点だけではなく、長い目で、生涯のランニングコストを考慮した場合では、どうでしょうか。人生でおそらく一番と言っても過言ではないほどの高価な買い物となる住まいの購入ですが、やはり、一時的に発生する購入価格だけではなく、これからの長い将来にも発生するであろう各種費用までを考慮して検討する必要があります。

すでにお住まいの方はご存知かとは思いますが、マンションには、特有の費用でもある「管理費」と「修繕積立金」という費用が毎月発生します。一戸建ての場合には、こういった毎月の費用は購入後には発生しません。しかし、この2つの費用がない代わりに、比較的大きなメンテナンス費用や手間がかかったりといった、コスト面だけではどうしてもはかれないポイントがあることも、時は金なりというようなことわざとともに、ぜひ留意していただければと思います。

また、資産としての住まいを考慮した場合は、税金にかかる費用の問題も出てきます。「固定資産税」や「都市計画税」といった税金では、一戸建ての方が高くなる傾向にありますので、少し注意が必要です。例えば50年、住みつづけたと仮定し、かかるランニングコストを総合的に見てみると、一戸建ての方が安くなることが多いように見受けられます。条件によっては、両者に大きな違いが見られないことも事実です。

住まいを購入するライフステージにおける時期や年齢、また、新築物件か中古物件かなどの違いによっても、将来的に見たランニングコストは大きく変化しますので、ぜひいろいろな面を考慮し、最終的に納得のいく物件を選んでいただければよいのではないかと思います。

将来的な資産価値から比較

最後に、将来的に見た場合の資産価値をベースに比較をしてみたいと思います。一戸建ての場合は、長い年月が経過して、建物自体の価値が下がった場合にも、土地の価値がある程度維持されるのは、おそらく多くの方がお気づきの点かと思います。また、立地条件などによっては、土地の価値が上がることも十分考えられますので、資産価値の可能性としては一戸建ての方が上を行くと言えます。

将来的な価値という観点から見た場合は、一戸建ての方が中古物件としてのニーズも大きく、それなりの利用価値が見込めると言えるのが現状です。マンションはリフォームなどを利用し、個人でも資産価値を高めることが可能ですが、建物自体に手を加えることができませんので、立地条件による利便性や周辺の生活環境の充実度、防災性や設備の充実などが大きなキーポイントとなってくるかと思われます。

どちらも住まいとしての手入れがしっかりと行き届いていることが資産価値を生み出す条件としての根本にありますし、立地条件や広さの違いなどでも、マンションと一戸建てそれぞれで将来性も逆転する可能性があります。とくに将来的に、物件の売却や資産としての利用などを視野に入れている場合には、一度、第三者の視点に立ち、物件の将来像と価値を冷静に見てみることも必要かもしれません。

さらに、現在急速にサステナビリティを意識している社会へ変化していること、また、住宅そのものの質の向上がすすんでいることもあり、住まいは長持ちする傾向にあります。今後の社会のしくみの変化によっては住まいの持つ価値も大きく変化する可能性もありますので、ぜひ柔軟に物事をとらえ、住まいの購入に役立てたいですね。

まとめ

今回フォーカスして考慮してみたのは、その価格面や将来性ですが、住まいの購入にあたっては、このほかにも、住まいの設備や間取り、利便性など、いろいろなポイントが重要となってきますよね。これからの長い時間を家族と過ごすことになる住まいですから、後から後悔のないよう、スマートに選びたいというのが、どなたにも共通する考え方かと思います。目先の費用だけの印象にとらわれるのではなく、ぜひ長い目で見た費用を考慮し、よりよい住まいを購入するための参考にしていただければと思います。

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